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慢性便秘とS状結腸過長症結腸過長症
器質性便秘で、先天的に結腸が長過ぎるために起こる便秘があります。
多くはS状結腸が長いものです。
私は、S状結腸過長症でも!あります。
13年位前に大腸がん検診に引っ掛かって、大腸カメラで診察して貰った時
ドクターに”S状結腸が人より余計に回転しているので、そこから先を見ることができ
ません”と言われました。
腸についての知識はほとんどありませんでしたが、S状結腸とは、直腸のすぐ上に
あって、S字形にくねっている所ということくらいは知っていましたので、せっかくカメラ
を入れたのにS字の途中までとはほとんど見てないのと一緒…と思ったものです。
回転のためにそこから先はカメラが入らなかった言いながら、”きれいな腸ですよ”と
ドクター、涼しい顔でおっしゃるので、ほとんど見てないのに?と思っていたのですが、
ガンはS状結腸に約46% 直腸に約24%が集中しているのですね。
やっぱり、うんこさんが貯留する場所に集中するんです。
ちなみに直腸がん、女性に増えているようです。
今年に入って、胃ガン検診の再検通知がきました。
ポストに通知が入っていることに気づいたのは朝食中。
カボチャとワカメのお味噌汁を二口食べていたのですが、うーむ…くよくよと
心配を長引かせるのは精神衛生上よくないと即、胃腸科に胃カメラの予約
に行ったら、今日できますよと。
お味噌汁飲んだんですがというと、あなたの検査の時間には胃から出て
行っているから大丈夫といわれ、そのまま受診。
結果、検査の人に胃にワカメが張りついて、完全に見ることができなかったと
注意があったとか。だから、出直すと言ったのに。
看護婦さんにワカメとカボチャの味噌汁を少し食べたと、ちゃんと言ったのに…
写真にはカボチャはすでにいなかったけど、
ワカメは形のまま胃壁に張り付いていました。
食べてから5時間近く経過してましたが。
腸の検査も受けたほうがよいといわれ、13年前のS状結腸過長を言うと
今のカメラは性能が良くなっていて、どんどん進んでいけますよということでした。
便秘のタイプは一つだけという方もあるでしょうが、多くは私のように原因が
重複しているのではないでしょうか。
私は、弛緩性でもあり、直腸性でもあり、そしてS状結腸過長症です。
このS状結腸が、αの形にループになっている人は、内視鏡を入れやすいが、
αという文字が鏡文字のようにひっくり返った逆αの人は内視鏡入れにくいそうです。
そして、この逆アルファループの人は、例外なく頑固な便秘だそう。
『その便秘こそ大腸がんの黄信号』の後藤俊夫先生の経験によると、
ある患者さんが
「内視鏡のあと、頑固だった便秘がすっかり治った!どうしてでしょう」と
言ってきて、その後も同じようなことを言う人が次々と現れたというのです。
そこで、後藤先生は気づきます。
自分が内視鏡検査のあとで、腸の形を整えたせいだと。
逆アルファの形を修正したのですね。
内視鏡検査は便秘の人でなくても絶対に受けるべき検査ですが、
これは朗報です。
検査の時、
先生、もしS状が逆回転していたら検査終了時に修正して
おいてくださいと一言お願いしておくといいですね。
上行結腸と下行結腸、直腸は固定されているけれど、
横行結腸とS状結腸は腹腔の中で自由に動ける部分です。
ジャバラのようにグニャグニャと伸縮自在なので、
内視鏡の操作で自由に形や向きを変えられるのだそうです。
大腸の過長は痩せた人に多く、痩せると腸の長さが伸びるのだそうです。
長い人はたいてい便秘だとか。
腸はハウストラといってソーセージの節のように段々になっており、
腸の外側に脂肪がたくさん付くと、アコーディオンを畳んだように縮んできて
短くなるそうです。
大腸過長は、大腸下垂や逆アルファ(腸管走行異常)の原因になります。
健全なアルファループは立体交差しているけれど、交差部は自然で、
便は通りやすい状態ですが
逆アルファループは、直腸との関係に無理が生じて、腸が窮屈な形に
抑え込まれた状態になってしまいます。
私のようにループコースターのように2回転しているのが、
逆ループでなければいいのですが…
早く内視鏡検査に行かなくちゃ…。
S状結腸がループを描いた上に、
360度回ってしまうということもあるようです。
風船のように根っこが縛られてしまって、S状結腸が袋状になり、
便が全く通らないという事態が起き、ガスが溜まり、張ってきて
激痛が起きるのだそうです。
内視鏡でガスを抜き、捻じれを解除してあげると、
簡単に整腹治療できるとのこと。
※巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)という小児に起きる便秘もあります。
腸管は交感新神経と副交換神経に支配されていますが、
これらの中枢神経とは別に、
粘膜下組織にも神経叢(壁在神経系)があります。
■ Auerbach(アウエルバッハ)神経叢
(腸管の輪状筋と縦状筋の筋層間にある)
■ Meissher(マイスネル)神経叢
(粘膜下にあり、消化管壁に加わる刺激を感知)
これらは、自律神経系とは独立して腸管を支配しています。
「腸にも脳がある」といわれる働きをする神経です。
ヒルシュスプルング病は
Auerbach神経叢が先天的に欠如または減少して、
排泄に必要な蠕動運動が起こりにくくなり、
腸内に便やガスが停滞する病気。
病変のほとんどが直腸の真上、S状結腸にあり、
通過障害が起き、腸管が拡張、 腸内容の貯留を起こし、
結腸が巨大化してしまいます。
重症の便秘、慢性腹部膨満、嘔吐、腹鳴、ガスの充満が起きます。
臨床的には生後第1日目に、自然排便がないことで確認でき、
月齢が進むに従って 腹部が膨満するものです。
子供の頃、友人の幼い弟が、お腹がパンパン!それはそれは膨らんで
いました。生まれつき自力で排便ができないので、定期的に掻き出して
あげるのだと友人は言っていました。
この病気を知って、あの小さな弟君の病気はこれだったんだな…
と、思い当たりました。
根治には神経節欠損部を切除し、正常な腸を切り取って…等
手術法がいくつかあるようですが、あのお腹が異常に膨らんだチビちゃんが
その後どうなったか長いこと気になったものです。
手術で治ったのでしょうか…